阿品アカデミー 全講座記録

        (2001) 〜  (2017)

           平成13年 〜  平成29

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               阿品アカデミー

 

               目 次

          講座分類           ページ

      1. 講演会          1

      2. アジア          5

      3. 環境           9

      4. 原子力         12

      5. 自然          14

         自然  植物      21

      6. 宮島学事始       23

      7. 健康・人間       25

      8. 生活科学        29

      9. 廿日市市役所出前トーク 34

     10. 文化・文芸       35

     11. 歴史          41

     12. 国際理解        44

     13. 芸術          48

     14. 法律・経済       50

      中国古典を読む会       52

      阿品台地区樹名板取り付け作戦 52

 

1.        講演会                        

年月日

 講師名

       内           容

出席者数

H13. 9. 3

14.3.10

H14.9.1

 

竹下虎之助

会長

「都市間競争の時代」 1〜3

人口減少に立ち向かって、各都市が生き残りをかけてそれぞれに

特徴的な政策で都市の発展をめざしている。

福祉に特化、スポーツへの特化、子育て支援の充実、他にはない観光資源の活用、などなど。日本に一つ、あるいは世界に一つといったことをやってゆかねば競争に勝てない。

90

64

55

H13.11.17

中丸元良氏

(かえで幼稚園延長)

「大きな人間を育てるために」

子供たちをできるだけ自由に遊ばせ、自然の中でさまざまな経験をさせて、喧嘩もさせて心と体で自然、他者との関係を自分で作れるよう、そして豊かな発想力を持てるような教育を目指している。

15

H14.3.30

池田明子氏

「吟醸酒を造った男」   コミュニティー文化部主催(共催)

23

H14.7.30

H14.11.4

広島EM普及協会

EMセミナー」     コミュニティー文化部主催(共催)

51

50

H15.3.30

竹本一壽氏

(広島県環境生活部長)

「地域づくりについて」

県下各地域の高齢化の実態、阿品台の将来予測。

それに応じた各地の取り組とNPOの活動内容:

県が作成した自然災害ハザードマップの紹介と使い方の紹介

32

H15.8.31

竹下虎之助

会長

「30年後の世界」

全国的にすすんでいる少子高齢化の実態と将来予測。

それへの対策のアドバイス

47

H16.3.6

竹下虎之助

会長

「大合併後のこの国のかたち」

合併特例法の期限を来年に控え、全国で大合併が進行中である。

その中で、広島県はうまくいっている方であるが、道州制をも視野に入れた日本の行政の在り方を考えるとき、住民の自治が次第に重要になってくる。

48

H16.9.18

下森敏弘氏

下森静子氏

「人生のホップ、ステップ、ジャンプ」 第1

不登校児の面倒をみていて感じること。

この子たちが抱える本当の悩みをどうやって分かってやるか。

大人がその子に期待することと、その子たちが持っている天性との葛藤。自分の子育ての苦労

15

H16.10.16

同上

「人生のホップ、ステップ、ジャンプ」 第2

夫婦でバイクでアメリカを12kmを走って知った、人との交流の大事さ。

16

H16.11.13

同上

「人生のホップ、ステップ、ジャンプ」 第3

これからの人生をどう生きるか。

17

1.        講演会  2                     

 年月日

 講師名

          内           容

出席者数

H16.4.20

村上清和氏

(映画研究家)

「シネマバーに乾杯」

講師の被爆体験とその後の生活。様々な映画の中にでてくるアルコール、カクテルなどがその映画の中で占める役割

また、映画を印象付けた名句の数々

21

H16.8.29

竹下虎之助

会長

「これからの高齢者の制度はどうなるか」

日本における各種社会保証制度(年金、健康、失業、労災、介護)は、外国に比べても立派なものができたが、その財源については

政府、野党の確執の中で、将来を見据えたものになっていない。

30

H17.3.21

廿日市市

広域行政推進室

井原室長

「大野町、宮島合併後の廿日市の姿」

大野、宮島との合併を控えて、今後の廿日市のすすむべき方向について。

28

H17.9.4

竹下虎之助会長

「人口問題 話題のあれこれ」

世界、日本の人口の歴史的動向と、今後の予想に基づいた問題点の整理と対策について。世界的な人口急増問題と日本の高齢化の問題は別物と考えて対策を考えなければならない。

40

H18.9.3

竹下虎之助会長

「インド」

経済的に躍進著しいインドの現状と今後の方向

44

H19.9.2

 

竹下虎之助会長

[中国の社会保障と格差]

中国の社会保証は人口の70%を占める農民は適用外であり、都市部国民と農村部国民の格差拡大の要因になっている。

30

H20.8.31

亀井且博氏

(広島市)

「地球温暖化」

地球温暖化の原因と実体と将来の姿。

それを防ぐために自分たちでできることはなにか、日常生活での細かい配慮が重要である。

30

H21.8.31

山下彰一

会長

(広島大学名誉教授)

「創造産業の育成とこれからのまちづくり」

先進国の産業はこれまでの一次〜四次産業の発展は鈍り、IT

を利用したいわゆる創造産業と呼ばれる産業分野が伸びている。

芸術、スポーツ、映像、健康などに関連する産業である。

19

H22.5.23

有田嘉伸氏

(映画資料蒐集家)

「映画書蒐集40年」

歴史学者のもう一つの顔。 中学卒業以来4000本を超える映画を鑑賞する一方、関連資料を集めだし、その数が膨大になったこともあり、蔵書目録を自費出版した。資料の中には日本に何冊も無い

資料もあり、関係者から多くの問い合わせがある貴重本になった。

16

 

1.        講演会  3                       

年月日

 講師名

内        容

出席者数

H22.8.22

細川 去

(廿日市商工会議所会頭)

「私的、廿日市活性論」

自分が社長になるまでの経緯と悪戦苦闘の歴史、その中から得たもの。廿日市、広島の魅力と命題。トライアスロンのこと。そして、

「やろうと思えば何でもできる」考え始めることにフライングはない。

25

H22.8.29

山下彰一会長

「国境を越えた都市間連携の力」

日中韓3国の10都市で進められている地方都市間での経済連携について。こんなことも体制を超えて可能である。

20

H23.5.14

山下彰一会長

「韓国の新戦略 〜じり貧の日本はどうすればよいか」

韓国は地域ごとにそれぞれの役割を持たせ、かつ、日中露の各地域との連携を持たせることによって、国境を越えた形での各地域の:発展を目指している。それに対して日本の無策は対極にある。

11

H23.8.26

山下彰一会長

「世界文化遺産・宮島をアジア都市間連携の文化創造拠点に」

せっかく世界遺産になった宮島をもっと使うべきである。

宮島だけで考えずに、他の世界遺産、特に中国や韓国の世界遺産とも連携すれば視野は大きく広がる。

24

H24.4.14

山下彰一会長

「産業クラスター戦略と地域発展」

地域の発展を図る場合に単なる産業集積ではなく、産業クラスターの形成を図るべきである。国際競争力を増すためには技術革新で常に世界をリードしてゆく体制が求められる。そのためには民間を基調に各種技術を集積し,オープンにし、世界レベルでの情報の共有化がされないといけない。

18名

H24.7.27

三戸恵一郎氏

(倉敷芸術科学大学教授)

「病院船建造計画」

大災害時などの時には、病院船が有効であり、日本も持つべきである。阪神淡路や東北の大震災の例を見ても必要性を感じる。

広島県にはまだないがドクターヘリも配置すべきである。

29名

H24.9.2

山下彰一会長

「低炭素社会を設計する“国際環境リーダー”の育成」

広島大学国際協力研究科におけるアジア各国からの留学生を環境リーダーとして育成している。卒業後、母国へ帰った彼らがそれぞれの国の中枢部で働いている。

19

H24.11.30

三戸恵一郎氏

 

「生命科学と国」

ひとつの国と生命体は組織としてみた場合よく似ている。

細胞たる国民を守るために国境という皮膚があり、神経系たる政治機能、内分泌系たる経済機能、全体が正常に働くための免疫系たる防衛機能など、政治を考える場合に生命体の機能を正常に働かせるために何をすべきかと考えればわかりやすい。

12

1.   講演会  4                         4

年月日

 講師名

          内        容

出席者数

H25.8.31

福原省三氏

(広島工業大学教授)

「人と人との間」

人と人の関係は日頃の付き合いが深いほど大きな問題になることが多い。心理学でいう「バランス理論」は3人の間の関係についてのものであり、3人のお互い同士の3つの関係を+かーかで表すと掛け算した場合+であれば3人の関係がうまくゆく、マイナスになればどこかの関係を+・−逆転させる方向に向く。これは外交関係にも成り立つ。

20

H26.8.31

 

福原省三氏

「人にやさしい心理学」

人に対する「やさしさ」は状況によって違ってくる。自分だけしか助けられなければ動くが、他人がいれば責任の分散が生じる

30

H27.8.30

福原省三氏

「振り込め詐欺の手口をビデオで見る」

詐欺師は被害者心理をよく研究しており、様々な手口を使う。

脅し、泣き落とし、だまし、なりすまし等々その場に応じた最も有効な手口で迫ってくる。勇気をもって、論理的に対応することが大事。

18

H28.6.8

長島吉邦氏

(広島カープOB会)

「カープの裏話と昭和50年初優勝の秘話」

ドラフトで入団以来投手、打撃投手、スコアラーとしてカープを支え、リーグ優勝6回、日本一3回を経験した。

その経験から球団内部の様々な裏話、山本、衣笠、高橋など主力選手の人となり、監督の采配の是非、また、スコアラーとして見えてきた作戦、選手のクセなど。

23

H28.8.28

 

福原省三氏

「人にやさしい心理学」 2

「ためしてガッテン」のビデオを教科書に、怒りのメカニズムを学び、それを鎮めるための方策、また、相手の怒りを鎮める方法。

26

H29.3.26

八尋智仁氏

(中国放送報道制作局

スポーツ部)

「カープ25年ぶりの優勝の舞台裏と今年は日本一をとれるか」

優勝の最大の要因はチーム全体の結束力であったと考えている。

勿論、黒田、新井両ベテランのリーダーシップ、菊・丸を先頭に田中、鈴木といった若手の活躍、前田の抜けた後の野村や中崎の投手陣の頑張りなど多くの要因があげられるが、それらがすべてうまくかみ合ったことが最大の要因である。今年は九里など新戦力の力もあり、日本一を取ってくれると考えている。

最後はFM廿日市の大田、崎田両パーソナリティの踊りと共に「それゆけカープ」などの応援歌でしめくくった。

28

H29.8.29

田辺粛郎氏

(阿品アカデミー)

「阿品アカデミー16年間の軌跡」

阿品アカデミー16年間の活動を振り返って活動の全容をまとめた。

 

 

2.    アジア                        

年月日

 講師名

          内        容

出席者数

H13.7.7

山下彰一氏

(広島大学名誉教授)

「しなやかで、したたかな国タイ」

タイの自然、歴史、日・タイ関係史、タイ経済の概要

タイ人気質について

47

H13.8.5

山下彰一氏

 

「インドネシア概説」

インドネシアの自然、歴史、経済の現状、インドネシア独立時に日本が果たした役割について。 インドネシアの指導者たち

15

H13.9.8

 

参加者同士の意見交換会。今後の進め方について。

各自の研究テーマの検討。 県立図書館から借りだしてきた参考書の検討。

12

H13.9.19

山下彰一氏

 

「広島東アジア塾公開講座」への出席

「インドネシアの政治経済状況」他

10

H13.10.27

中島ワラポン氏

「日本人として暮らして」

タイ人でありながら日本人と結婚して広島に住んでみて思うこと。 私生活上の苦労話、日本人とタイ人との考え方の違い、

Mai pen rai ということの意味、タイの社会について、タイ人の

国王への崇敬の念の深さについて。

15

H13.12.8

山下彰一氏

城戸敏枝氏

熊井三智也氏

田辺粛郎氏

永野幹雄氏

橋爪靖明氏

橋爪恭子氏

本田公韶氏

本田久美子氏

会員の研究発表

「インドとカースト」

「インドネシアにおける対外債務問題について」

「東インド会社慨史」

「東南アジアと琉球王国」

「アジアの時代と日本が果たすべき役割」

「アジアの基礎知識と今後の課題」

「世界の国 一覧表からよみとれるもの」

「大航海時代(15世紀〜17世紀)の東南アジア」を読んで

20

H14,2.9

 

山下彰一氏

橋本金平氏

 塩田喜彦氏

関口禮伸氏

会員の研究発表

「東チモールにおけるインドネシア軍の残虐行為と軍隊の在り方」

「お茶の歴史」

「ベトナム経済と投資について」

20

H14.3.9

山下彰一氏

高木カズヒラ氏西原嘉文氏

浅尾 晃氏

大橋 喬氏

会員の研究発表

「インドネシアについての考察」その1

「中国開放経済と華僑の役割

「中国経済の実情」                     

「スカルノとスハルト」

21

 

2.  アジア  2                         6

年月日

 講師名

          内        容

出席者数

H14.4.13

 

講座次期予定の意見交換

10

H14.6.15

 

竹下虎之助会長

「現代中国の自然環境に関する問題点」

人口は13億人を突破し、毎年1千万人以上増えているが、一時よりは増加率は小さくなっている。

環境問題として空中鬼(空気汚染)、空中死神(酸性雨)砂塵暴(黄砂)というのが3つの大きな要素であるが、エネルギー源が石炭重視の原状はなかなか変えられない。

26

H14.7.13

山下彰一氏

(広島大学教授)

「環黄海経済圏構想と日本」

中国の経済発展の中心は上海となろう。その上海と黄海の周辺都市10都市が日中韓の国境を越えて一つの経済圏として活動すべく画策中である。

24

H14.8.10

 

国光義彦氏

JICAインドネシア農業統計技術指導専門官」として2年間滞在しての報告,感想

12名

H14.10.5

田辺粛郎氏

「中国茶飲み比べ」

「中国茶の分類とそれぞれの特徴について」の講座と

会員が各自手持ちの中国茶を持ち寄っての飲み比べ合計28種類の茶が集まった。

13

H14.11.30

 

横内 功氏

西原嘉文氏

「アフガニスタン」 自然、歴史、政治、民族等

「私の上海紀行」  旅行記

14

H14.12.21

橋爪恭子氏

「台湾」      歴史、自然、住民、日本との関係

12

H15.1.11

田辺粛郎氏

「民族紛争の現状と将来」  紛争地域ごとの原因、歴史

 将来の予測

16

H15.2.8

横内 功氏

「インド」     自然、民族、歴史、イギリス、日本との関係、現状

15

H15.3.8

塩田喜彦氏

「アジアの稲作」  稲の種類、アジア、日本の米の違いと現状

16

H15.4.19

 

高木カズヒラ氏

「ビルマ」     歴史、民俗、太平洋戦争時の日本との関係

          現在のビルマ(ミャンマー)

17

H15.5.17

城戸秀元氏

「朝鮮戦争とその後の韓国、日本への影響」

          朝鮮戦争の原因と歴史。日本の立場、その後の韓国、北朝鮮の現状と問題点

14

 

2.   アジア  3                        7

年月日

 講師名

          内        容

出席者数

H15.6.21

竹下虎之助会長

「中国の現状と問題点」

日中友好30年というのに政府はなにもしなかった。

一方中国では今、オリンピック,三峡ダム完成、上海万博、辛亥革命100周年で沸き立っている。そんな中、日中間は良い関係とは言えない。中国との関係では日本流の足して2で割るという解決法は無い。お互い、言うべきことは言って、その中で解決してゆかねばならない。中国に対してちゃんとものが言える政治家がいない。

40

H15.9.6

 

横内 功氏

「インド 2」

18

H15.10.18

 

浅尾 晃氏

国際東アジア研究センターでの講演会の概要報告

山下先生から贈与を受けた図書の紹介

15

H15.10.18

 

横内 功氏

「カンボジア」    歴史、自然、政府、宗教

15

H15.11.29

橋本金平氏

「北朝鮮の軍事力と日本の対応」  北朝鮮、韓国、日本、米国の

陸,海、空の戦力比較。ミサイルに対しては防衛隊は無力に近い。

23

H16.1.10

山下彰一氏

「東アジア経済推進機構の現状について」、

日中韓の沿岸10都市が協働で経済推進機構をたちあげて

国レベルとは違った経済推進を図る合意ができた。

21

H16.2.7

横内 功氏

横内実子氏

「アジアの麵」アジア各国で食されている麵について

発表後冷凍うどんのおいしい戻し方の実習付

16

H16.3.1

塩田喜彦氏

「アジアの発酵食品」 アジア各国で食されている各種の発酵食品

16

H16.4.1

西原嘉文氏

「アジアの水問題」  自然の影響で水不足になる国もある。

           水道の水が飲める国は少ない。

15

H16.5.16

横内 功氏

「マレーシア」    自然、歴史、政治、日本との関係

20

H16.6.19

竹下寅之助会長

「最近の中国をめぐる問題」

対日関係の新思考(馬 立誠著)に表れた中国内部での言論統制の緩和や、対日姿勢の改善

29

H16.7.17

城戸秀元氏

「モンゴル」    自然、政治、中国との関係、日本との関係

21

H16.8.21

田辺粛郎氏

「民族紛争の原因と対策」 各地で発生している民族紛争の原因と対策。宗教との関連

17

H16.9.25

高木カズヒラ氏

「フィリピン概論」 自然、国民、政治、歴史、日本との関係

         スペイン、アメリカ、日本との歴史的関係

16

H16.11.13

横内 功氏

「トルコ」    自然、国土、歴史、民俗、政治経済の現状

         日本との歴史的な関係

14

 

2.        アジア  4                       

年月日

 講師名

          内        容

出席者数

H16.12.18

橋爪恭子氏

「紙の道」    紙が発明されてから日本へ来るまでの道のり、種々の紙について

13

H17.3.12

 

横内 功氏

「琉球」     琉球の歴史、中国本土、薩摩藩との関係

         明治以降の琉球

22

H17.5.29

竹下虎之助

会長

「最近の中国問題について」

中国経済の現在と世界経済の中での立ち位置。

世界の工場として働いているが、技術力は弱い。

日中の国民性の違いが十分理解されていない。お互いが被害者意識をもって対応している。また、日中の死者への感情に大きな意識の違いがあり、話がすれ違う。

33

H17.8.20

横内 功氏

「ブータン」   自然、国土、民族、インド、中国との関係

         最大幸福を目指す国。

11

H17.12.10

横内 功氏

「大連」     大連の歴史、ロシア、満州鉄道の果たした役割、戦後の大連

21

H18.1.28

田辺粛郎氏

「私の上海紀行 2」  西原氏の上海紀行から3年経ち、その間の違いを追跡

16

H19.5.26

サシパリ・ラオ氏

「インドのIT産業の現状と世界経済」

印度では50万人ものIT技術者が米国、欧州、日本などからの注文を受けてソフト開発に携わっている。

通信技術の進展により、なにもアメリカまで行かなくてもインド国内で仕事ができ、人件費の安さが武器となっている。

この方面でのインド人の能力の高さも背景にある。

18

H22.4.10

山下彰一会長

「いま、中国でなにがおこっているのか」

ケ小平の「先富論」のもと、沿岸部は大発展を遂げた。内陸部の開発に向けた政策が2000年以降本格化してきて西部地区でも年率10%を超える経済成長が続いている。

しかしながら、沿岸部との格差の縮小にはなっていない。

22

 

 3.    環境                           

年月日

 講師名

          内        容

出席者数

H13.10.20

本田公韶氏

(広島工業大学名誉教授)

「環境問題全般についての俯瞰」

大気、水、土壌の汚染。振動、騒音、日照、電磁界

地球規模の環境問題(オゾン層破壊、地球温暖化)など

26

H13.12.1

本田公韶氏

 

経済問題、資源エネルギー問題、環境のトリレンマ

上記3要素はそれぞれ個別最適を目指せば、他の要素を犯すことになる。 どう折り合いをつけるかが問題。

13

H14.1.19

本田公韶氏

 

「発電によって得られるエネルギーと、その環境に与える影響について」

原子力発電の実際を環境の視点から眺める。

14

H14.5.11

本田公韶氏

研究テーマの抽出 各メンバーにテーマを割り振り 目標6月末

17

H14.7.27

 

本田公韶氏横内 功氏

「環境倫理の動向」

「ダイオキシン汚染」

12

H14.9.7

城戸秀元氏

田辺粛郎氏

「化学物質と環境」

「人口と環境」

18

H14.10.2

森 健氏

高木カズヒラ

「阿品台における家庭内エネルギ−消費の実態」

「リサイクルとエネルギー」

14

H14.12.7

塩田喜彦氏

「ごみ問題考察」

12

H15.1.18

山崎 傑氏

「環境と生活 環境サミット(ヨハネスブルク)」

13

H15.2.15

片岡秀雄氏

林 俊治氏

「住まいの環境」

「住環境について考える」

13

H15.4.12

橋本金平氏

田辺粛郎氏

「阿品台緑化による環境対策と美化」

「第3回世界水フォーラム 京都 概要報告」

17

H15.7.19

H15.8.9

H15.9.13

大西 弘氏

(広島県森林インストラクター会長)

「森林と人、そして文化」 

戦後、大量に植林された日本の森林は輸入材の流入による木材価格の低迷を受けて放置され、大半の森林が管理のされない過熟林

となっている。

森林は木材の原料というだけではなく、空気、水という基本的な環境にとって重要な役割をもっている。

一方、森林自体、日本の豊かな文化を育んで来た。農業と漁業を

主体とした生活には気候そのものに与える森林の役割は大きく、

豊かで美しい水、森林の持つ環境保全力は日本の社会を健全に保つ大きな要因である。

25

13

15

H15.9.27

田辺粛郎氏

「石油代替えエネルギー開発の現状と限界」

18

H15.10.11

城戸秀元氏

「化学物質と環境 2」

13

 

   3.   環境  2                       10

年月日

 講師名

         内        容

出席者数

H15.11.1

山崎 傑氏

「温泉レジオネラ菌について」

SARS検証2002年香港での発症から収束までの世界の対応」

23

H15.12.6

片岡秀雄氏

「環境ホルモン、ダイオキシン神話は終わった」

21

H16.1.17

塩田喜彦氏

「生態系の喪失と維持保全」

18

H16.2.1 H16.3.27

加茂 純氏

(三菱レイヨン中央研究所次長)

「水環境と浄化技術」第1回、第2回

世界中で使える水の量は淡水に限れば非常に少なく、世界人口、生活の向上に伴い,ひっ迫してきている。

そんな中、汚染水の水質改善による再利用、塩水の淡水化技術にとってプラスチックファイバーによる逆浸透技術の浄水技術の向上は非常に重要である。

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H16.4.3

徳富 隆氏

(元三菱レイヨン研究所)

「発砲スチロールのリサイクルについて」

「北九州エコタウン」は北九州市が主導して、産官学が共同で

各種資源の有効活用を図るために結成された活動である。

その中で、今回は発泡スチロールの再利用の実際について集荷、処理、製品化の技術、経済性などの原状。

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H16.5.25

同上

「北九州エコタウンの実際とその問題点」

この活動はスチロール以外にも紙、プラスチック、金属、ガラスなど資源全般にわたって、それぞれの専門業者と研究者が研究しており、終局的にはリサイクル率100%をねらっている。

問題は経済性であろう。技術的には解決策が出てきているが、新しく原料から作るのに比べて、なかなか経済的にならない。

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H16.6.26

同上

「リサイクルに関する一考察」

各種環境関連法の解説とリサイクルすることによるエネルギー収支。これからリサイクルといってもReduce-Reuse-Recycleの順で実施すべきで最後は焼却である。

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H16.7.10

林 俊治氏

「光触媒について」

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H16.8.28

槙田康夫氏

(槙田コーポレーション)

「可視光光触媒を応用した製品開発」

光触媒を応用した商品の開発状況と、なかでも利用できる光エネルギーが格段と多い可視光光触媒を応用した脱臭製品の開発の原状と問題点

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H17.3.19

田辺粛郎氏

「アジアの水危機」  −水危機 もうひとつの中東問題−

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H17.5.14

本田公韶氏

 

「環境問題の領域」

これまで阿品アカデミーで勉強してきた内容を振り返り、今後研究を進めるべき内容についての提言

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H17.9.1

塩田喜彦氏

「土壌」

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     3.    環境  3                     11

年月日

 講 師

          内        容

出席者

H19.4.21

林 俊治氏

「燃料電池」

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H20.11.29

亀井且博氏

(広島市環境部長)

「廃棄物処理の現状と将来」

広島市における廃棄物処理の現状と問題点。

分別処理の徹底と処理費用の問題点

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H21.1.31

広島ガス(株)

蓮池俊治氏

「都市ガス・天然ガスの環境性」

天然ガスの成分石油はから作る従来のガスに比べ、環境に与える影響が非常に少ない。すべて輸入に頼っているが、マレーシア、インドネシア、ロシアからも輸入している。

高効率燃焼研究などは精力的に行っており、高効率バーナーの開発やエコキュート技術などエネルギー効率は改良されている。

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H21.2.28

広島ガス

 

「都市ガス・天然ガスの環境性」 2

広島ガスの供給体制、保安対策、災害時の対応について。

供給地区をいくつかのブロックに分けて管理し、何かあったときにはそのブロック内の供給を止める。大災害時には全国から応援部隊が来る協定を結んでいる。

燃料電池は普及段階に入る。

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H21.3.25

廿日市工場のみなさん

広島ガス 廿日市工場見学

液化天然ガスの専用線からの荷揚げから都市ガスとして供給地域全体への送出までの設備を解説付きで見学した。」

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H21.4.28

田辺粛郎氏

「人類はあと何年生存できるか」

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H21.11.28

山崎 傑氏

「日本の森林の役目と課題」

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H25.5.18

片岡秀雄氏

(会員)

PM2.5について」

今年、突然にPM2.5(微笑粒子状物質)が話題になっている。

測定局数が基準を満たしていないことが、発覚して新聞が騒いでいるだけであり、昔から測定はしている。

現在の基準値は低く設定されており、騒ぐほどのことではない。

一桁上がっても健康に影響するようなものではなく、心配不要

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    4.     原子力(原子力文化振興財団委託講座)        12

年月日

 講 師

          内        容

出席者

H16.10.23

古藤健司教授(九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門)

原子力発電の原理とエネルギー供給源としての現状。と将来

日本では沸騰水型(BWR)、加圧水炉型の2種類の原子炉が稼働しているが、ともに燃料のウラン235の濃度は燃料棒の0.7%

と低く、原子爆弾のように連鎖反応が爆発的に起きることはない。

なにかあっても炉内温度が上がり続けることはないFail Safe機構が働く構造になっている。

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H16.11.27

後藤裕宣氏

(中国地域エネルギーフォーラム)

「原子力発電所の安全管理」

原子力発電の発熱機構自体、核爆発は怒らないが、炉内温度の冷却装置、予備電源、耐震設計、原子炉格納装置等、何重にもわたる事故防止装置が付加されている。

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H16.12.14

本田公韶氏

(広島大工業大学名誉教授)

原子力発電の基礎

原子力発電といえども熱源が違うだけで、水を沸騰させて、その蒸気でタービンを回し、発電するという原理そのものは火力発電

と同じである。

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H17.1.22

杉浦紳之助手(東京大学原子力総合研究センター)

放射線利用と人体への影響

放射線の人体への影響は原爆以来研究が進められてきた。

大きくは身体への長苦節的な影響である脱毛など急性障害、胎児発生への影響、ガンや白内障、白血病などの晩発性障害など確定的障害と遺伝的な確率的障害がある。

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H17.2.19

三浦嘉一郎教授(京都大学原子炉実験所)

原子力利用の将来の問題

原子力は安全に利用されていれば、エネルギー源として化石燃料や自然エネルギーに比べて安価に大量のエネルギーが得られ、しかも環境にも優しい。今後の世界人口の増加や経済発展を考慮すればなくてはならない。安全対策のためには大きな金額が必要であるが、得られるエネルギーの多さで十分ペイする。

 

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H17.7.30

大西 弘氏

(会員)

「原子炉事故とその報道の在り方」

高速増殖炉(もんじゅ)のことなど本講座で言い足りなかったことについての解説と、原子力関連事故に関する報道のありかたが

あまりにも一方的であることへのクレーム。

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H24.3.10

本田公韶氏

(広島大工業大学名誉教授)

原子力発電の原理、発電所の概要

2回目の原子力講座を開始するにあたってもう一度原子力発電について基礎を勉強して、原発事故についての理解を得やすいことを目的にした講座

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 4.     原子力(原子力文化振興財団委託講座) 2        13

年月日

 講 師

          内        容

出席者

H24.3.24

工藤和彦教授(九州大学名誉教授、

前内閣府原子力安全委員会)

「原子力発電所事故とエネルギー問題の展望」

原子力発電所の安全は十分確保されていたはずであったが、地震による力の最大512Gal.津波の高さ1415mであり、津波に対しては想定をはるかに超えるものであった。

地震を感じてすぐに制御棒は投入され核分裂の連鎖反応は止まったが、冷却水の継続的投入がさまざまな原因で止まった。対策は講じられていたが十分ではなかった。基本的には想定の甘さといえる。これにより、エネルギー価格の高騰は避けられない。また、後始末の費用については想像もつかない。

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H24.6.30

清 哲朗氏

(岡山県画像診断センター副所長

「放射線と健康影響」

臓器ごとの被爆による影響度は違う。また。外部被ばくと内部被ばくでも影響は異なる。これらを長年の研究で明らかにしなければならない。現在あるのは広島、長崎、チェルノブイリの実績を追跡中であり、自然放射線との関連も含めて急性被ばくは別にして、まだ確定的なことは言えない状況である。

風評には注意が必要である。

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H24.7.28

山名 元教授

(京都大学原子炉実験所)

「今後のエネルギー政策のあり方」

日本ではエネルギーの30%を原発に頼ってきた。代替えのエネルギー源は化石燃料であり、水力や自然エネルギーでは何桁も資源としての量が違う。当然、価格は上がり、環境への負荷は高くなる。今後の日本のエネルギー政策を考えるとき、非常に難しいことになる。

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H24.8.25

内山洋二教授

(筑波大学システム情報系)

「原子力発電の原価はいくらなのか」

原子力エネルギーのコストは各種の補償費、将来必要になる廃炉処理費などを含めても、その得られるエネルギーの量が他の原料に比べて格段に大きく、KW当たりの単価は格段に低い。

ただし、今回のような想定外の放射線除去費、住民への各種補償などは含んでいない。核廃棄物の最終処理費なども不明な点がある。

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H26.6.14

小笠原道雄氏

(広島大学名誉教授)

「原子力と倫理」

福島原発の事故は原子力エネルギー利用の危険性を如実に示した。テオドール・リットは1957年にすでにその危険性を説いた。核分裂そのものを人間は止められない以上、経済的、政治的に考える前に、利用することの倫理性を優先して考えるべきである。

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